Artist:立花文穂プロ.

1968年広島生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修了。 これまで発表した作品集「紙々」(1998年)、「クララ洋裁研究所」(2000年)や、個展「MADE IN U.S.A」(1995年/佐賀町エキジビットスペース)、「Q体」(2005年/ギャラリー360°)、「木のなかに森がみえる」(2006年/SHISEIDO LA BEAUTE パリ)などで発表された紙を素材とするインスタレーションでは、「背」「小口」「ノド」などの部位別名称をもつ「本」を、身体(ボディ)の表象として捉え、様々な場所で「貼り」「つなぎ」「印字する」立花自身のアクションのドキュメントとしてまとめられていた。1997年に東京タイポディレクターズクラブ会員金賞受賞、2001年に第80回ニューヨークアートディレクターズクラブ(NYADC)金賞、2004年には第21回ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ(チェコ)グランプリを受賞する。主なグループショーに2004年「衣服の領域」(武蔵野美術大学美術資料図書館、東京)、2008年「motアニュアル2008−解きほぐすとき」(東京都現代美術館、東京)など。